事業再構築補助金申請を考えているけれど、いつから何を準備したらいいのだろうか?スケジュールはギリギリでも大丈夫?そんな疑問を一緒に解決していきましょう。
事業再構築補助金の第六回公募が開始されました。
3月28日から事業再構築補助金の公募が開始されました。申請の受付は5月下旬から6月上旬に開始予定との事です。 「5月下旬からの申請受付ならまだ余裕がある」「今から準備をしておこう」 …さて、あなたはどう感じましたか?
以下、申請スケジュールを見ていきましょう。
※事業再構築補助金とは、中小企業を対象に、ポストコロナ・ウィズコロナ時代に対応するための事業再構築を支援するための補助制度となっています。
詳しくはこちらを御覧ください。
申請事前準備
事業再構築補助金の申請には、「GビズIDプライムアカウント」の取得が必要です。取得未了の方は、あらかじめ「GビズIDプライムアカウント」の取得手続きを行う必要があります。
※「GビズIDプライムアカウント」の発行には、1,2週間程度必要です
取得はこちらから
申請までの流れ
1.申請受付開始(5月下旬から6月上旬)
事業計画書や認定経営革新等支援機関による確認書、決算書(貸借対照表、損益計算書、製造原価報告書、販売管理費明細)などその他、準備をしておくべき書類がたくさんあります。
一般的に、事業計画の策定には時間がかかります。早めに企業の強み弱み分析、新しい事業の市場分析、優位性の確保に向けた課題設定及び解決方法、実施体制、資金計画などを検討することをお勧めします。
※認定経営革新等支援機関とは、中小企業支援に関する専門的知識や実務経験が一定レベル以上にある者として、国の認定を受けた支援機関(税理士、税理士法人、公認会計士、中小企業診断士、商工会・商工会議所、金融機関等)です。
天神経営では、認定支援機関との連携も行っております。
2.申請締め切り(6月30日18時厳守)
上記の事業計画書や認定書、決算書などの必要書類を準備し6月30日18時までに電子申請を不備なく完了させる必要があります。
3.採択発表(2~3ヶ月後)
採択の発表までには概ね2~3ヶ月かかります。採択後に発生した経費でなければ補助対象にならないので、採択されるまでは商品の購入などを行わないよう注意が必要です。
4.交付申請・交付決定(1~2ヶ月程度)
事業再構築補助金は採択されて終わりではありません。事業再構築補助金における採択とは「提出した事業計画が補助対象として認められただけ」であり、記載した経費がすべて認められたわけではありません。
例えるならば採択発表は、入社を希望する会社から「内定しましたよ」と内定通知をもらった状態です。「そちらに入社します」と入社意思を伝えるものが「交付申請」に当たります。
実際に事業再構築補助金の給付額は、経費の詳細などを記載した「交付申請書」を提出して問題がないと認められて初めて決定されます。 交付申請の審査では、詳細に経費等の内容がチェックされ、補助対象経費が適切であるかどうか判断されます。
交付申請の期限はありませんが、5.補助事業期間は決まっており、交付申請が受理(決定)されない限りは発注等ができませんので、早めに交付申請するのが鉄則です。
5.補助事業期間(交付日決定から12ヶ月以内・グリーン枠は14ヶ月以内)
この期間に、交付申請書に記載した事業計画に基づく設備投資や購入物品等の発注・納品・検収・支払等、事業場必要な手続をすべて完了し、実績報告を提出します。
6.確定検査
補助金額を確定させるためには補助事業終了後に、この「確定検査」を受けることになります。
事務局が申請内容どおりに補助事業が実施され、経費が適正に支出されたかどうか確認し、問題がなければ補助金の額が確定します。
7.補助金交付(確定検査から約1ヶ月程度)
補助金が実際に交付されるまでには確定検査からさらに1ヶ月ほどかかります。補助金は後払いになるので、一時的にではありますが全ての費用を負担する必要があることにも注意が必要です。
まとめ
事業再構築補助金は、電子申請に限られておりますが、電子申請システム操作マニュアルも準備されています。しかし、電子申請に取り掛かってから申請完了までの間「あの資料がない」「この資料も必要だった」とトラブルが起きがちです。準備しておく資料も事業計画書など策定に時間のかかるものが存在しています。
申請書類に必要な書類を作成するだけで約1ヶ月程度はかかると見ていてもいいでしょう。 また、採択された後にも様々な提出書類を求められます。
天神経営では、事業計画書の作成支援、実績報告対応の支援他、補助金の活用や申請補助か採択後のフォローを承っております。まずはお気軽にお問い合わせ下さい。