経営者の方であれば従業員の会社に対する満足度や組織に問題がないかなどに興味を持たれたこともあるのではないでしょうか？
今回はそんな普段なかなか知ることのできない従業員や組織の情報を定量化することができる「組織診断」の活用方法やメリットを解説します。
組織診断とは
組織診断とは従業員に対してアンケート調査などを実施し、従業員が「会社に対して愛着を持っているか？」や「処遇や待遇などに満足しているか？」などの様々な項目を具体的に数値化し明らかにする調査です。
組織診断が活用されるようになった背景
少子高齢化が進んだことで労働人口が減少し、企業にとって人材採用が難しい時代になりました。そのような中で雇用した従業員に長く働いて貰うことや生産性高く働いて貰うことの重要性が高まったことが要因と考えられます。
またパワハラやセクハラなどのコンプライアンス違反の早期発見や、調査結果を管理層の人間にフィードバックすることで管理者に気づきを与えるきっかけとして活用する場合などもあります。
組織診断のメリット
組織診断を行うことで得られるメリットには下記のようなものがあります。
- 従業員の不満を解消したことによる退職率の改善
- 従業員の処遇改善を行ったことによる生産性の向上
- 組織のチームワークの強化
- パワハラやセクハラなどの組織内の問題発見
- マネジメント層のスキルアップ
こちらはあくまでも一例となりますが、従業員の満足度を向上させ組織を強化することで様々なメリットが見込めます。
組織診断を実施する際のポイント
組織診断を実施する際には課題や目的を明らかにすることが重要です。課題や目的によって使用する診断ツールを選ぶ必要もありますし、組織診断で得られた情報を組織運営にどのように落とし込むのかも変わってきます。
「組織の情報は得られたが、その結果をどう利用していけばいいか分からない」とならないように、課題感や目的意識を持って取り組みましょう。
まとめ
近年では労働人口の減少や個人の発信力が強まったことで、従業員の満足度や幸福度が会社運営において重要度を増してきています。
天神経営では組織診断の依頼も承っております。組織改革の第一歩として組織診断を活用してみてはいかがでしょうか？
