リファラル採用という採用手法をご存知でしょうか?
リファラル採用とは端的に説明すると自社の社員からの紹介での採用です。高騰しがちな採用コストを抑えつつ、自社のことを一番良く理解している社員からの紹介で候補者を確保できる手法とメリットも多いです。
今回はそんなリファラル採用について解説です。
リファラル採用のメリット
リファラル採用のメリットは上記にも記載している通り、「社員からの紹介のためミスマッチが少ない」「求人媒体を活用しないので採用単価を抑えられる」という点です。
せっかく人材を採用しても実際に働いてみるとイメージと違ったなどの理由で早期退職が起きてしまうことは珍しくありません。しかしリファラル採用の場合会社のことを良く理解している社員が紹介する人材なのでミスマッチが起きる可能性が低くなります。
また少子高齢化の影響で労働人口は年々減少しており、その影響から採用単価も上昇傾向にあります。リファラル採用であれば採用に係る経費の大部分を占める求人費用を抑えることができるので、人材採用を行いやすいというのも大きなメリットと言えます。
リファラル採用のデメリット
リファラル採用を行うにあたり注意をしなければならない点は人間関係です。紹介した知人・友人が不採用になってしまうことももちろんあるため、紹介者が気まずくならないようにフォローや気遣いをすることが必要です。
また同じ職場や部署に友人や知人が集まることで働きにくくなってしまったり、職場の雰囲気が変わってしまったりすることなども考えられます。リファラル採用を実施する際には人間関係に留意しつつ、人員配置や気遣いを心がけることが必要です。
リファラル採用にかかる費用
リファラル採用を実施する上で基本的には費用は発生しません。しかしただ知人・友人を紹介して欲しいということを社内に周知しても自分の業務外の内容ということもあり、積極的に紹介が行われないことも多々あります。
そこでリファラル採用を実施する際には紹介した社員にインセンティブを与える場合が多いです。
リファラル採用に必要なこと
リファラル採用を実施する際に重要なことはいくつかありますが、その中でも重要度が高いものは情報の共有です。
今会社がどのような人材を探しているのかを、経歴やスキル・性格なども含めてしっかりと周知しなければ、せっかく紹介があったとしてもなかなか採用に繋がらないということになりかねません。
最近ではこういった問題を解決するためにリファラル採用を行うためのサービスなども多くあるためそういったものを活用する方法もあります。
また上記の内容と同じくらい重要なのが既存の社員の満足度です。当たり前のことですが働いている従業員は自分の働いている環境や会社に満足していなければ、知り合いを紹介しようと自発的には動いてくれません。社内環境を整備することもリファラル採用を行う上では重要な要素です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?リファラル採用を導入していくためにはもちろん既存の社員が紹介したくなるような会社作りが必要不可欠です。
社員の満足度や組織の状態を改善していくことでリファラル採用もより促進されていきます。
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