コンテンツSEOとは？メリットとデメリットや取り組み方のご紹介

2022年12月1日

SEOという言葉をよく耳にすることはありませんか？実は、昨今のSEO対策では、コンテンツSEOを行っていないというサイトはほとんどないくらいコンテンツSEOは普及し、Webマーケティングの主要な施策として必要な存在となりました

そこで今回はコンテンツSEOを施策し、Web集客を図る手法をご紹介します。

コンテンツSEOとは？

コンテンツSEOとは、ユーザーの検索意図に沿った良質なコンテンツを継続的に発信して、自然検索から集客の増加を目指し、ターゲットとしたキーワードで検索結果上位を目指すSEO対策手法のことです。

良質なコンテンツとは

ユーザーが「ためになる、面白い」と感じる
オリジナリティが高い、クリエイティブ
誤字脱字や分かりづらい表現が少ない
記事中のテーマ、メッセージに破綻がない
ファクトチェックがしてある

上記を意識して行うことが検索エンジン対策、SEO対策において重要です。

なぜ、コンテンツSEOが注目されているのか

コンテンツSEOが注目された背景には、Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンの性能向上があります。

小手先のテクニック（例えば、被リンクの大量設置やコピーコンテンツ、キーワードを不自然に詰め込んだ文章）などでSEO対策のみに長けた品質の低いページが検索上位を占めるようになり、検索ユーザーの利便性が悪化してしまっていたのです。

そこで、Googleは上記のようなSEO対策のためアップデートを行いました。それがペンギンアップデートとパンダアップデートです。この二つは、Googleが検索順位を決定するアルゴリズム（計算式）を改良するものです。

ペンギンアップデートとは、人工的な被リンク大量設置を見抜いてペナルティを与える
パンダアップデートとは、コピーコンテンツなどの低品質なコンテンツの検索順位を低下させる

アップデートにより、検索エンジンが高性能になった結果、訪問者の役に立つ情報を掲載していた良質なコンテンツが上位を占めるようになりました。

コンテンツSEOのメリット

見込み客を連れてきてくれる資産となる

コンテンツSEOは自社のWebサイトに多くリーチを行うことができるマーケティング手法ですので、今は購買行動をしないが、いずれ自社商品を購入する可能性のある見込み顧客に多くリーチすることができます。

中・長期的には費用対効果が極めて高い

コンテンツSEOによって作成されたコンテンツは資産としてサイト内に残ります。つまり、過去コンテンツも集客に寄与し続けるため、コンテンツさえ用意してしまえばリスティング広告に対して費用対効果が高い傾向にあるといえます。

コンテンツSEOのデメリット

結果が出るまでに時間がかかる

SEO施策は即効性のある集客手法ではないため、中・長期的に取り組む必要があります。
とりわけ立ち上げたばかりのサイトの場合、コンテンツの数も必要になってくるため時間をかけて取り組む必要があります。

大手競合の参入によるレッドオーシャン化

現在のSEO市場は、様々な大手競合の参入によりレッドオーシャン化しています。ジャンルにもよりますが、新規参入する市場がレッドオーシャンの場合、成果を出す難易度は相当高く、上位表示を狙うのは難しくなってきています。

定期的なメンテナンスが必要

作成した記事コンテンツは、公開したらそれで終わり、というわけではなく、公開後もPDCAを回す必要があり、ツールを用いて分析 → 分析結果を元にコンテンツを書き加えるリライトなどのメンテナンス作業が必要となります。

仮に記事が上位表示されたとしても、そのまま何もせず放置してしまった場合、順位が下落し、流入が減ってしまう恐れがあります。

コンテンツSEOの取り組み方

自社の商品やサービスを、検索するユーザーの立場に立って分析する。

まずは、対象となる商品やサービスを分析しましょう。自社サービスの潜在的なユーザーがどのような悩みをもって、どのようなキーワードで検索しているかを正しく分析できなければ、せっかくコンテンツSEOに取り組んでも見込み客の集客に繋がらないため、しっかりと分析を行いましょう。

キーワードを選定する

キーワード選定は、コンテンツSEOの重要なポイントです。キーワードプランナーなどのツールを活用し、効率よくキーワードをリストアップしましょう。自社の商品やサービスに関するキーワードだけでなく、競合コンテンツのキーワードも参考にしてください。

検索キーワードは、「知りたい」「解決したい」「買いたい」「行きたい」の大きく4つに分類されます。

ターゲットとなる人物像と悩みや課題を設定する

ターゲットが抱えている要望・お悩み・疑問を解決できる回答をページ化して公開することが、検索ランキングの上位を獲得する一番の近道です。

なので、コンテンツSEOを始める際には自社のお客様が「何をしたいと思っているのか？」「どんなお悩みを抱えているのか？」「何を知りたいのか？」を徹底的に洗い出しましょう。

「顧客目線の徹底」と「顧客心理の考察」にはペルソナは欠かせない存在となってきます。ペルソナとは「自社の商品やサービスを買ってほしい顧客の特徴」をわかりやすくまとめたものになります。住所や年齢、職業など一般的な情報に加えて、なにに関心があるのか、なにに困っているのか、普段どんな生活をしているのか深掘りして設計していきましょう。

コンテンツにする記事を執筆する

コンテンツを作成する際には、常にSEOを意識したライティングが必要です。検索したユーザーが必要な情報を得られるように正確かつ網羅性の高い記事を執筆するようにしましょう。

また、読み手に「自分のためのコンテンツだ」と思ってもらえるようなタイトルをつけたり、具体的な数字を入れて説得力を倍増させることも大切です。

コンテンツ公開後は効果を測定して、検証や改善を繰り返す

コンテンツSEOでは、記事を公開したあとも定期的な更新を行います。記事の更新とリライトを行うことで検索順位の改善が見込めるため、過去記事のテコ入れは大切です。

リライトによって上位表示される場合もあるため、コンテンツの更新とリライトを繰り返し、サイト全体のコンテンツの検索順位アップを目指しましょう。

リライトは、「検索エンジン対策のリライト」と「ユーザー目線でのリライト」の二種類が大きく分けてあげられます。検索エンジン対策のリライトとは「コンテンツ自体の修正」や「上位記事にはあって自社サイトにはない項目の追加」等が挙げられます。コンテンツのボリュームアップを図ることで網羅性や信頼性が高まります。ユーザー目線でのリライトとは、文字装飾や図表の挿入などを行い、わかりやすく、見やすくなるような工夫をすることです。

安全性が高いことは当然ですが、下記コラムにてセキュリティ対策の重要性について説明してあります。合わせてご確認ください。