自分の特技や才能を生かして起業をしてみたいけど、なかなか踏み出せない
と考えている方いらっしゃいませんか?
実際に起業しようとなるとお金や時間も必要ですが、踏み出す勇気も必要となってくるかと思います。
今回はこのコラムを読んでいる方が起業に向けて踏み出す勇気を持てるよう、
起業の為に必要なステップを4つに分けて説明していきます。
起業・開業・創業の違いとは
まず起業・開業・創業の違いについて説明していきます。
実は、
起業・創業・開業=事業を始める
起業・創業・開業、どれも事業を始めるという同じ意味を持っています。
が、深追いするとそれぞれ少しずつ意味が変わってきます。
起業・・・これからも含め、新しく事業を起こすこと
これから事業を起こすという「いつか起業したい」「3年後に起業する」
今ではなくこれからの将来に起業をするという使われ方が多いです。
開業・・・新しく事業を始めること、または既に事業をしている
「来月から開業することになった」「先日開業した」
というように、これから個人事業主として事業を始める、すでに事業を始めているという意味になります。
創業・・・事業を開始したタイミング
「創業〇年」「この会社は〇年に創業しました」
というように、過去に事業を開始したという意味でよく使われています。
まとめると
起業は、これから新しく事業を起こす際に用いる
開業は、これから新しい事業を始める、または既に事業を始めているときに用いる
創業は、創業〇年など、過去に事業を始めたという意味で用いる
これから起業するために必要な4つのステップ
ここからは実際に起業をするぞ!と考えてから 、どのように行動していけばよいのか4ステップに分けて説明していきます。
ステップと言っていますが一つのステップを完璧に完了してから次のステップへ、ではなく「ステップをのぼりながらそれぞれの作業を並行していく」とより早く開業への道へたどり着くかもしれません。 ご自身力量に合わせて進めてみてください。
①事業資金の貯蓄
起業をしたいと考えたらまず最初に資金の確保行います。
起業してしばらくは収入や売上がないと考え、少なくとも3か月分の資金を確保しておきます。資金を多めに準備しておくに越したことはありませんので、できる限り準備しておきます。
②事業計画書を考える
起業をする時、まず事業計画書を作成しましょう!とよく言われています。
この事業計画書とは融資や補助金申請の際に必要書類ですが、細かな計画や数値の記載が必要となるため手間がかかるものと言えます。
しかし、今後行う事業の計画を示すものとなるのでしっかりと記載しておきます。
内容は、
- 事業の内容
- 競合や市場規模との比較
- 販売戦略
- 財務計画
などを書き進め、ご自身が始める事業を明確化します。
在職中に起業準備をしているため、そこまで手が回らない!という方は、補助金や融資を受ける際に提出する本格的な事業計画書ではなく、より簡潔にした自分バージョンの事業計画書を頭の中や紙に書きだし、考えておくのも良いかと思います。
③起業の為の知識をつける
ここまで準備出来たら後は資金がたまるまで待つのみ!
・・・資金をためている「この期間」も無駄にはできません。
この期間は知識を付ける「企業の為の準備期間」として、必要な知識を蓄えておきます。
創業支援セミナーや交流会に参加する
知識を得るための方法は様々ですが、セミナーに参加するというのも一つの手です。
セミナーや交流会は様々な種類がありますので、自身が行いたい事業や業種、自身の悩みとマッチするものを見つけ積極的に参加しておきましょう。
積極的に参加することにより、すでに起業している起業家との人脈を広げることができたり、新たなアイデアを見つけ出すことができたりとメリットが多いです。
ただ中には怪しいセミナーもありますのでどこが主催しているのか、口コミはどうなのか、しっかり確認したうえでご参加ください。
資格を取得する
今後行う業種にもよりますが、資格が必要な場合はこの期間に取得しておきます。
例 飲食業を起業したい → 食品衛生管理者の資格を取得する など
④起業してすぐに必要となるものの準備
これまでの準備が完了し、資金がたまり知識も蓄え、事業計画書も作成できた!となれば、次はいよいよ開業です。しかし、このまま開業してしまうと開業後にバタバタしてしまう可能性があります。
資金、知識、事業計画書と共に「開業してすぐに必要となるもの」の準備も一緒に進めていきます。
主に必要となるのは
- 会社のロゴ、印鑑
- 名刺
- HPやSNS
など 。その他従業員を雇う必要がある場合は、勤務に必要な準備をします。
※勤務する場所(オフィス)の確保やリモートワーク推奨であれば、支給用パソコンの準備やセキュリティ対策ソフトの準備など
パソコンのセキュリティ対策に補助金が使える? 要項からスケジュールまで丸わかり – 天神経営コラム (tenjinkeiei.co.jp)
作ったものを販売するという事業であれば、商品名や販売方法など考えておくとよりスムーズに開業することができるかと思います。
起業前に受けられるサポート
「資金などの準備はしっかりできたが、融資や開業届など手続きに関して不安がある・・」
「誰かに経営相談をしながら安心して起業をしたい」
と考えている方へおすすめの経営相談サービスを紹介します。
無料の経営相談所
起業前の悩みや不安を無料で相談できるところがあります。
様々なサービスがありますので、ご自身の悩みとサービス内容を照らし合わせ解決できるところへ相談してみてください。
詳しくは下記コラムに記載しています。
開業届は出さなきゃだめ?出さないとどうなる?開業届を提出するメリットのご紹介 – 天神経営コラム (tenjinkeiei.co.jp)
経営コンサルタントに相談する
経営コンサルタントはすでに開業していないと相談できない、金額が高いと思われている方もいらっしゃるかもしれません。
天神経営では、開業前の支援・サポートも実施しています。初回相談60分無料で受け付けていますので、その際ニーズに合ったサービスをご提案させていただきます。
まとめ
いかがでしょうか?
しっかり準備や事前相談をしておくことで、起業が手の届かないものではなくなるかもしれません。
天神経営では会社経営や組織運営やこれから起業したいと考えている方のご相談も受け付けております。お気軽にご相談ください。